効果効能

イベルメクチンは寄生虫の神経・筋細胞にあるグルタミン酸作動性Cl⁻チャネルに選択的に結合し、麻痺→死滅へ導く作用をもちます。
ニキビダニにも同様に働くため、「顔面のダニ数が減少」→「炎症が鎮静」→「赤みや膿疱が軽減」という流れで症状が改善します。

イブレアクリーム1%(イベルメクチン)の適応症

酒さ(丘疹膿疱型)とは

• 慢性的な顔面紅斑と膿疱を特徴とする炎症性皮膚疾患です。
• 30～60代の女性に多いが、男性も発症します。
• 紫外線・温度変化・ストレス・アルコールなどで悪化しやすい。

イベルメクチンクリームとレーザー治療の併用

• Vビームの役割

  レーザーの光(585〜595nm)が拡張した毛細血管だけを選んで熱で処理し、「顔の赤み」をすばやく目立たなくします。
  照射直後〜数日で効果を実感できることが多く、「まず見た目を早く整えたい」というニーズに応えてくれます。　
  
  

• イベルメクチンクリームの役割

  毎晩1回塗るだけで、赤みやブツブツの原因になりやすいニキビダニ(顔ダニ)を徐々に減らし、炎症を鎮めます。
  約4〜8週間で膿疱やヒリつきが落ち着き、長く使うと再発しにくい肌状態をキープしやすくなります。
  
  

「即効」と「根本ケア」を同時に実現

Vビームで赤みを薄くしながら、イベルメクチンがダニと炎症を根本から抑えるので、見た目の満足と長期的な安定を両立できます。

使用方法

以下の使用方法を守ってご使用ください。

イブレアクリーム1%の使い方(用法・用量)

使用時のポイント

• 初期2週間は低刺激保湿を心がける

  ダニが死滅していく過程では、一過性に肌の乾燥や赤みが生じやすいことがあります。
  その際は、セラミドやヒアルロン酸を配合した保湿クリームでしっかりと潤いを補給すると良いでしょう。
  
  

• 日中は必ず紫外線対策をする

  紫外線を浴びると酒さが悪化し、顔の赤みや火照りが強まる恐れがあります。
  そのため日中は、UVカット効果の高い日焼け止めや日傘などを活用し、太陽光をしっかり遮ることが大切です。
  
  

• 夜の使用をおすすめする理由

  理由	具体的なメリット
  薬剤を長時間とどめやすい	就寝中は洗顔やメイク落とし、汗による流失が起こらないため、クリームが肌に長時間密着できます。 その結果、有効成分が角層へじっくり浸透しやすくなります。
  紫外線(UV)を避けられる	日中は紫外線によって酒さが悪化するうえ、イベルメクチンも分解されやすい環境です。 夜の使用なら成分の安定性が保たれ、肌への刺激リスクも抑えられます。
  メイクや日焼け止めの重ね塗りを回避	朝に塗布すると、その上に化粧品のが重なり、薬剤が薄まって広がりやすくなります。 対して夜は、洗顔直後の清潔な素肌にダイレクトに塗れるため、成分をしっかり届けやすいタイミングです。
  皮膚の「修復タイム」と重なる	深夜になると真皮ではコラーゲンの生成や細胞増殖が最も活発になります。 そのため、炎症の鎮静やダニの減少を狙った治療であっても、肌代謝が高まる夜間に行うほうが相乗効果を期待しやすいです。
  生活リズムに組み込みやすい	夜は「入浴・洗顔→クリームを塗る→そのまま就寝」という流れで習慣化しておくと、塗り忘れがなくなり、1日1回の使用をきちんと守りやすくなります。
  日中に発生しやすい刺激から保護	冷暖房による乾燥した風や汗、ほこりといった物理刺激が薬剤と反応するのを避けられるので、ヒリつきや赤みなどの副作用を抑えやすくなります。

使用頻度

イブレアクリーム1%は、1日1回使用してください。

副作用

イブレアクリーム1%の主な副作用

• 皮膚の灼熱感(ほてり)
• 皮膚炎(赤みや刺激感)
• 掻痒(かゆみ)
• 皮膚の乾燥

これらはいずれも臨床試験での発現率が1%未満とまれで、症状の度合いもたいてい軽度〜中等度にとどまります。
多くの場合、治療を継続するにつれて自然に軽快していきます。

イブレアクリーム1%のアレルギー反応

イブレアクリームは、まれに深刻なアレルギー反応を起こすことがあります。
もし以下の様な症状が現れたら、直ちに塗布を中止し、速やかに医療機関を受診してください。

• 呼吸困難または喘鳴
• 心臓がドキドキ
• 発熱または全身の体調不良
• リンパ節の腫れ
• 顔、唇、口、舌、または喉の腫れ
• 嚥下困難または喉の詰まり
• かゆみ、皮膚の発疹、またはじんましんと呼ばれる皮膚の淡い赤色の隆起
• 吐き気や嘔吐
• めまい、ふらつき、または失神
• 胃のけいれん

禁忌

使用注意

併用注意

イベルメクチンクリームクリームは相互作用研究は実施されていません。
ですが、イベルメクチンは、主にCYP3A4によって代謝されることが示されています。
そのため、イベルメクチンを強力なCYP3A4阻害剤と併用する場合は、血漿中曝露量が著しく増加する可能性があるため、注意が必要です。

保管方法

• 高温、多湿、直射日光を避けてください

  医薬品は、光や温度、湿度など外的要因によって効能が落ちる可能性があります。
  特に指示がない場合は、直射日光や高温を避けて、室温(1～30℃)で保管してください。
  
  

• 冷所での保存は避けてください

  特に冷所保存の指示がない場合、冷蔵庫で保管する必要はありません。
  
  

• 子どもの手の届かないところに保管してください

  子どもの誤飲を防ぐため、手の届かない高いところなどに保管してください。
  また、子どもの目を引く様なお菓子の缶などで保管しないよう注意してください。
  
  

• 期限の切れた薬剤は使用を控えてください

  医薬品の使用期限は必ず守ってください。
  使用期限が過ぎた医薬品は、効果が落ちてしまったり、思わぬ副作用が発生する場合があります。
  使用前に使用期限を確認してからご使用ください。
  
  

• 医薬品以外のものと一緒に保管しないでください

  食品などと一緒に保管すると、誤用してしまう恐れがあります。
  
  

• 余った医薬品は、適切に処分してください

  期限が切れた医薬品は、処分してください。
  処分方法に不安がある場合は、薬剤師に相談してください。
  
  

参考サイト

当商品ページは、これらのサイトを参考として制作しております。
Label： SOOLANTRA- ivermectin cream - DAILYMED
Ivermectin topical： Uses, Side Effects, Interactions, Pictures, Warnings & Dosing - WebMD